令和3年7月5日(月)に十勝農業改良普及センター十勝西部支所にて、緊急事態宣言により延期していた「西十勝ファーマーズクラブ」の第2回座学研修専門講座(畑作)を実施しました。
座学研修は、はじめに普及センターより「てんさい・ばれいしょの生育期間中の主な栽培管理技術」について実施しました。また、指導農業士の平さん(新得町、ひら農園)を講師に迎え、「土塊に根をはって」と題して「土づくり」についてご講義いただきました。
講義内では、実践的な土づくりの基本や土壌診断の重要性に加え、「産地を支える青年の力」という章で、“仲間づくり”についてお話頂き、受講生の真剣な様子で講義を聞いている姿が伺えました。最後には「土づくりは人づくり、家族づくり、自分づくり」という言葉で講義を締められ、土づくりの技術面に加えて、「色々な声を聞いて感じる、洞察する、実行する」ことの大切さを知る貴重な機会となりました。
講義終了後には、講師の平さんを含め「平さんの講義を聴いて」をテーマにグループワークを行いました。グループワークでは、受講生が平さんとともに、学んだことや感じたことなどについて意見を交換し、積極的に学ぶ姿勢が見られました。活動後の受講生へのアンケートでは「今後の農業に従事する者として平さんの言葉を参考にしたい」等の感想をいただき、先輩農業者の影響力の高さを感じました。
十勝農業改良普及センター十勝西部支所では、次回8月に開催予定の第3回専門講座(酪農)に向けて準備を進めてまいります。
講師の平さんが講義を行う
講義後に平さんを含めグループワークを実施