トドマツ原生保護林

 

 

トドマツ原生保護林


 

○トドマツ原生保護林
 
 所 在 地 :釧路市音別町
 林 小 班 :93林班14小班
 面  積:5.44ha
 設定年度:昭和51年12月
                   
 
1 設定目的
  トドマツ、エゾマツが本数率、材積率とも90%以上を占め、ほぼ原生に近い針葉樹林の林分推移を調査・観察し、トドマツ林の本数密度管理などを推定し、将来の森林施業、山づくりの指針とするために設定しました。
 
2 森林の概要
  トドマツが大部分を占める他エゾマツが混じる原生林に近い針葉樹林で、トドマツ大径木(最大胸高直径70cm)などが林立しています。
  設定時はトドマツが大部分を占め、広葉樹ではハリギリ、シナノキなどがわずかに生育している状態でした。 現在はトドマツの比率が約75%と低くなり、エゾマツやシナノキ、ハリギリなど広葉樹の進入も見られますが、中・下層にはトドマツの更新木が生育しており、トドマツの世代交代が進んでいると思われます。

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森林のデータ
標  高 500~580m 地 形 型 山腹中~上部
土 壌 型 Bd型 地  質 泥岩
斜面方位 南西 傾 斜 度 15°
平均本数 650本/ha 平均蓄積 502m3 /ha
平均直径 27cm 平均樹高 17.6m
下層植生 フッキソウ、ミヤコザサ、ゴゼンタチバナ、ジュウモンジシダ
 
3 入林時の注意事項
  保護林入口看板はありますが、歩道、案内標識などは整備されていませんので、入林の際には道路状況などについて、十勝総合振興局森林室にお問い合わせください。

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