スマートデバイス表示はこちら

ホーム > 森林室 > 森林室 >  河川水濁度調査


最終更新日:2017年10月06日(金)


河川水濁度調査


河川水濁度調査

十勝総合振興局 森林室  


1 河川水濁度調査の目的

 森林は水資源をかん養し、河川の源となる場所であることから、河川水の「濁り」を測定し、測定データを公表することにより、河川を介した一貫したシステムである「流域」の森林機能や森林施業への理解を促進するとともに、海域を含めた流域環境の保全を図ることを目的とします。


2 調査対象河川及びその選定理由

  次のとおり調査箇所を変更し、新たに常水のある河川3箇所を追加しました。
  ・調査対象河川:忠類幌内川流域
  ・選定理由:平成25年度から整備管理計画が新たに策定されるにあたり、単層林施業の検証を含め、森林整備事業の多い個所を選定。
  ・調査箇所数:3箇所

  ・平成24年度で音別川流域、浦幌川流域、生花苗(オイカマナエ)川流域の調査を終了しました。
  

3 調査箇所及び方法
 
 ・次の調査箇所(図面)のとおりとし、調査箇所は固定し、定点観測とする。
 ・毎年度、無降雨時及び降雨時の濁度の比較が可能な適時に調査を行う。
 ・調査時期の変更は次のとおり。
  ○無降雨時:年3回(春期、夏期、秋期各1回)
  ○降雨時:随時
 ・濁度計を用いて、「比濁計濁度単位(NTU)」を観測する。

 ・平成24年11月からの調査箇所
   ○忠類幌内川流域河川水濁度調査箇所

 4 調査項目

 流域情報:土地利用の種類別面積(流域面積)、地質等の情報です。
 採水情報:調査年月日、時刻、濁度、採水時の前日の総雨量(気象台データ:大樹町のアメダスデータを使用)等の情報です。

○調査結果へのリンク

 平成25年度~ 忠類幌内川流域河川濁度調査結果 
            
5 濁度情報(解説)
○濁度とは?
 濁りの程度を数値化したものです。NTU(Nepelome Turbidity Unit)という単位で表し、数値が大きいと濁っているということになります。
 濁水の原因物質は浮遊土砂であり、「浮遊土砂の濃度」は濁りを表す大事な指標の一つですが、分析に時間と手間がかかるため、濁りの程度を数値化した「濁度」を指標として本調査を行います。


○きれいな水と濁った水の標準的な濁度は?
 濁度が10NTU未満であれば見た目には透き通っています。また国の定めた水質基準では、人の飲用及び生活利用のために水道水が満たしていなければならない濁度は2NTU以下とされています。
 逆に、一般的に濁っていると判断される濁度は100NTU以上と言われています。

濁っている河川(濁度158NTU)

       濁っている河川(濁度158NTU)

参考として、次の市販飲料の濁度を測定した結果、次のようになりました。
       

   飲料の種類    濁度(NTU)
 スポーツドリンク        39.90
   缶コーヒー     2350.00
    緑  茶       1.42
    麦  茶       3.94

※緑茶や麦茶のように色が付いていても透き通っている場合には、濁度はあまり高くなりません。

○濁度と降水量、地質との関係などの傾向
 総雨量が30mm以上になると濁りが目立ってきます。
 3時間で30mm程度の大雨の直後には一時的に数百NTUという高い濁度になることがありますが、今までの調査結果では3~4日後には元の濁度に戻っています。
 融雪時には、まとまった降雨のときと同様、かなり高い値を示します。

 濁度と地質の関係は、泥岩地質のほうが砂岩・泥岩互層地質よりも濁度が高い傾向があります。
 これからも調査を継続してデータを蓄積し、流域の森林機能や森林施業への理解を促進することに努めていきます。

採水風景

              採水風景

  


戻る