スマートデバイス表示はこちら

ホーム > 森林室 > 森林室 >  エゾシカ情報

十勝の分類: 環境・まちづくり > 十勝の自然

最終更新日:2014年9月04日(木)


エゾシカ情報


エゾシカ情報


道有林内狩猟ガイド

雪原とシカの群れ


 

対象地域

  十勝総合振興局森林室の所轄する道有林は、十勝総合振興局管内(浦幌町・豊頃町・幕別町・大樹町)及び釧路総合振興局管内(釧路市・白糠町)に位置しています。 → 森林の特徴


生息状況

  十勝総合振興局管内の道有林は、林内の豊かな餌と寡雪地帯という気候条件が重なりエゾシカの良好な生息地、又は越冬地となっており、林内及び周辺に高密度で生息しています。

シカの親子

 

生態

  十勝総合振興局管内に生息するエゾシカは、通年生息するものと、越冬のためおもに阿寒方面から40~60km移動してくるものがいるようです。北海道環境科学研究センターの調査によると、遠いところでは別海町から100kmの距離を移動してきたものがあったとのことです。


生息数

  現在、当管内のエゾシカ生息数は北海道の他地域に比べ高密度となっていますが、「エゾシカ保護管理計画の実行により減少傾向にあります。



林業被害と対策

  エゾシカが高密度に生息する浦幌町、釧路市、白糠町では、植林木の食害、角こすりによる剥皮害が発生しています。
  また、林内の草本類やササがほとんどなくなる地域、天然林内の稚幼樹が食べ尽くされ、森林の維持管理が困難になる地域もあります。

食害を受けたイチイ
食害を受けたイチイ

食害を受けたホオノキ
食害を受けたホオノキ

皮をはがされたアオダモ
角研ぎにより皮をはがされたアオダモ

  林業では、忌避剤の散布や塗布などを実施していますが、完璧な防除とはいえない現状にあります。
また最近、給餌による被害区域の減少を図る方法も試されていますが、費用の面など、広く普及することは難しいでしょう。
  農業面では、農地の中には柵を巡らして被害を防ぐことも行われています。(下写真)
設置には膨大な費用がかかりますが、現時点では、この”締め出し”が最も有効な方策といえましょう。
  なお、生息数調整のため、捕獲して食肉用に飼育することも検討されています。

牧草地とシカ柵

 

狩猟について

  生息数が多いこと、雪が少ないことは狩猟者にとってもよい条件となっており、当森林室管理区への一般の狩猟、有害駆除による狩猟入林者は毎年千数百人にのぼりますが、特に狩猟期間中は遠く本州方面からもたくさんの狩猟者がやってきます。


 
関連情報

  北海道では、農林業被害が深刻な社会問題となっている十勝・釧路・根室・網走支庁管内全域を対象地域としてエゾシカの生息数を調査し、平成9年度に「道東地域エゾシカ保護管理計画」を立てました。その後被害地域は道央地域の一部にまで広がったため、この地域も加えた「エゾシカ保護管理計画」を平成12年9月に策定しました。
  エゾシカは、本道の多様で豊かな自然を構成する重要な要素の一つですが、生息環境の変化により今のところ分布の拡大と生息数の増加を続け、農林業被害や交通事故が増大しています。
この保護管理計画では、地域の実態を調査し、個体数管理や農林業への被害防止対策、生息環境の保全といったエゾシカの保護管理を進めます。これは、道民共有の貴重な自然財産であるエゾシカの絶滅を回避しながら、将来にわたって安定的な生息数を確保することで、人間とエゾシカの共生を目指すそうとするものです。
  また、
北海道環境科学研究センターでは釧路にある道東地区野生生物室を中心に当センター管内の道有林でも毎年調査をしており、その成果は毎年蓄積され管理計画策定の重要な資料となっています。


 

 


戻る