Q&A アスベスト

 
 
石綿写真
 
 
 
 
 平成17年7月28日
 
 
 
 









 
 
 
 
 
 
 
 
 





 
 
 
アスベスト(石綿)に関するQ&A
【目次】
アスベスト(石綿)は以下、「アスベスト」といいます。
(1)石綿(アスベスト)肺
(2)肺がん
(3)悪性中皮腫(あくせいちゅうひしゅ)
(4)良性石綿胸膜炎
(5)びまん性胸膜肥厚
 
 
Q1 アスベストとはどういうものですか?
アスベストは、線状の鉱物で、安価な工業材料としてスレート材、ブレーキライニングやブレーキパット、防音材、断熱材、保温材、吸湿材などの産業用はもちろん、家庭用ヘアードライヤーなどの身近なところまで広範囲に使用されています。
国内の使用量の約80%は建築材料として使用されていますが、これらは吹付けアスベストやアスベストを含有するロックウール吹付けなど飛散のおそれのある(飛散性)アスベスト含有建材と、屋根や壁材等のアスベストスレート、アスベストセメント板など飛散のおそれのない(非飛散性)アスベスト成形板の2つに大別されます。
吹付けアスベストは昭和50年に禁止されましたが、ロックウール吹付けの一部には昭和55年まで、また個別に認定を受けた吹付け工法の中には昭和63年までアスベストを含有したものがあり、これらは経年劣化による剥離などにより大気中にアスベストが飛散するおそれがあることから、劣化状況によっては早急な対策が必要となります。
一方、非飛散性のアスベスト成形板は、通常の使用では健康に心配はないとされています。
現在、「アスベスト含有建材」とはアスベストが1重量%を超えて含まれる建材と規定されていますが、建築物の改修・解体工事を行う際、アスベストが飛散しないよう適切な対処をすることが求められています。
 
Q2 アスベストはどんな特性をもっていますか?
アスベストは、その繊維が極めて細く、容易に空中に浮遊します。このため、人が呼吸器から吸入しやすいという特質を持っています。また、通常の環境条件下では半永久的に分解、変質しないこと及び地表に沈降したものでも容易に再度粉じんとして空中に飛散するため、環境蓄積性が高い点で、他の汚染物質と異なる面をもっています。
 
Q3 アスベストが原因で発症する病気にはどのようなものがありますか?
アスベストの繊維は、肺線維症(じん肺)、悪性中皮腫の原因になるといわれ、肺がんを起こす可能性があることが知られています。(WH0=世界保健機構の報告による。)
アスベストによる健康被害は、アスベストを扱ってから長い年月を経て出てきます。例えば、肺がんは15~40年、またはそれ以上という長い潜伏期間の後発病することが多いとされています。仕事を通してアスベストを扱っている人、あるいは扱っていた人は、その作業方法にもよりますが、アスベストを扱う機会が多いことになりますので、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。
現に仕事で扱っている人(労働者)は、事業主にその実施義務があります。(労働安全衛生法)
アスベストを吸うことにより発生する疾病としては次のものがあります。労働基準監督署の認定を受け、業務上疾病とされると、労災保険で治療できます。
 
(1)石綿(アスベスト)肺
肺が線維性増殖変化を起こす「じん肺」という病気の一つです。肺の線維化を起こすものとしてはアスベストのほか、粉じん、薬品等多くの原因があげられますが、アスベストのばく露によっておきた肺線維症を特に石綿(アスベスト)肺とよんで区別しています。職業上アスベスト粉じんを10年以上吸入した労働者に起こるといわれており、潜伏期間は1520年といわれています。アスベストばく露をやめたあとでも進行することもあります。治療法は知られていません。
(2)肺がん
アスベストが肺がんを起こすメカニズムはまだ十分に解明されていませんが、肺細胞に取り込まれたアスベスト繊維の主に物理的刺激により肺がんが発生するとされています。また、喫煙と深い関係にあることも知られています。アスベストばく露から肺がん発症までに1540年の潜伏期間があり、ばく露量が多いほど肺がんの発生が多いことが知られています。治療法には外科治療、抗がん剤治療、放射線治療などがあります。
 
(3)悪性中皮腫(あくせいちゅうひしゅ)
肺を取り囲む胸膜、肝臓や胃などの臓器を囲む腹膜、心臓及び大血管の起始部を覆う心膜等にできる悪性の腫瘍です。(発病後の進行が早く、経過が思わしくない疾患です。)若い時期にアスベストを吸い込んだ人のほうが悪性中皮腫になりやすいことが知られています。
潜伏期間は2050年(およそ40年に発症のピークがあります)といわれています。治療法には外科治療、抗がん剤治療、放射線治療などがあります。
 
(4)良性石綿胸膜炎
胸膜腔内に胸水が溜まりますが、半数近くは自覚症状が無く、症状がある場合はせき、呼吸困難の頻度が高いといわれています。

(5)びまん性胸膜肥厚
呼吸によって肺が膨らむときに便利なように臓側胸膜と壁側胸膜は本来癒着しておりませんが、良性石綿胸膜炎が発症するとそれに引き続き胸膜が癒着して広範囲に硬くなり、肺のふくらみを傷害し呼吸困難をきたします。胸部X線写真上胸膜の肥厚を認めるようになりますが、この状態をびまん性胸膜肥厚といいます。
 
Q4 どの程度の量のアスベストを吸い込んだら発病しますか?
アスベストを吸い込んだ量と中皮腫や肺がんなどの発病との間には相関関係が認められており、一般的に、職業性ばく露の場合、低濃度ばく露では胸膜に、高濃度ばく露では腹膜に中皮腫を発症しやすいといわれていますが、どれくらい以上のアスベストを吸えば中皮腫になるかということは現時点では明らかではありません。
なお、青石綿の場合は、数ヶ月間のばく露により発病する可能性があります。
 
Q5 以前アスベストを吸い込んでいた可能性がある場合どこに検査に行けばよいですか?
 アスベストを吸い込んだ可能性のある方や呼吸困難や咳、胸痛などの症状がある方、その他、特にご心配な方は医療機関で健康診断や診療をしていることを確認していますので相談されることをお勧めします。
 
Q6 アスベストを吸い込んだかどうかはどのような検査でわかりますか?
胸部X線検査、胸部CT検査、胸腔検査などがあります。
胸部X線写真で大体わかりますが、ご心配の方は、医療機関に相談されることをお勧めします。
 
Q7 吸い込んだアスベストは除去できますか?
一旦吸い込んだアスベストは一部は異物として痰のなかに混ざり、体外に排出されますが、大量のアスベストを吸い込んだ場合や大きなアスベストは除去されずに肺内に蓄積されます。
Q8 アスベストが原因で発症する疾患に特有の症状はありますか?
発病しさらにある程度進行するまでは無症状のことが多いといわれています。
Q3をご参照ください。)
 
Q9 中皮腫や肺がんの発病を予防するにはどうすればよいですか?
アスベストばく露による中皮腫や肺がんの発症を予防することについては、現在有効な手段は明らかではありませんが、アスベストを吸い込んだ方すべて中皮腫を発症するわけではありません。吸い込んだ量、期間、種類によって発症の状況も異なってきます。
 
Q10 病気の進行を予防するにはどうすればよいですか?
病気の進行の予防については、現在かかっておられる主治医の先生にご相談ください。
 
Q11 健康被害の認定と補償をうけることは可能ですか?
業務上(仕事中に)、アスベスト粉じんを吸入し、それが原因で石綿疾病にかかったり、亡くなられた場合に、労災として労働基準監督署に申請し、業務上と認定された場合は、労災補償給付を受けることができます。
アスベスト又はアスベスト関連製品を取り扱う事業所等に従事していた可能性について、思い当たる場合には、勤務先並びに労働局までご相談ください。
北海道労働局 労働基準部 労災補償課 電話 011-709-2311
 
Q12 労働者以外の方で中皮腫になった場合に補償等を受けることは可能ですか?
現在のところ、労働者以外の方で、国がアスベストに起因する疾病に対し補償を行う制度はありません。
 
Q13 現在、工場の周りに住んでいますが、大丈夫ですか?
現在は、作業環境だけでなく、工場の敷地境界の濃度の基準の遵守が大気汚染防止法で義務づけられているため、工場周辺のアスベストによる一般大気環境の汚染の心配はないものと考えられます。
 
Q14 自宅の建材にアスベストは含まれていますか?
非飛散性のアスベスト成形板で、屋根用のスレート、外壁サイディングなど、建材によっては含まれているものもあります。含まれているかどうかを知るには建築した工務店などにどのような建材を使ったかを聞き(メーカー、商品名等)、その建材メーカーに確認する必要があります。
 
Q15 自宅の建材中のアスベストはアスベスト関連疾患を発症させますか?
建築物に使用されているアスベストを含む建築材料には、飛散性アスベスト含有建材(吹付けアスベスト、アスベスト含有吹付けロックウール等)と非飛散性アスベスト成形板があります。(Q1参照)
屋根用スレートや外壁サイディングなどのアスベスト成形板は、アスベストとセメント等が固化されているため、改造や解体など、建材をつぶしたりしない限り、通常の生活をしているだけでは健康の心配はありません。
ただし、吹付けアスベストやアスベスト含有吹付けロックウール等は、劣化により空気中にアスベストが飛散する可能性がありますので注意が必要です。

Q16 自宅の建材中にアスベストが含まれている場合、除去のためのリフォームが必要ですか?
Q15と同様、アスベスト成形板の建材については、通常の生活をしている限り、除去の必要は全くありません。むしろ改造や解体を行う場合の方が十分な対策が必要です。
なお、吹付けアスベストやアスベスト含有ロックウール吹付けなどで、剥離又は劣化が著しい場合については、除去や囲い込み処理などの対策工事の実施が望まれます。
 
Q17 民間の支援相談窓口はありますか?
 中皮腫・じん肺・アスベストセンター(03-5627-6007)
(本人・家族の全国相談窓口、環境への飛散相談、測定・調査研究)
 
Q18 その他参考になるホームページを教えてください。
【日本石綿協会】 http://www.jaasc.or.jp/
【厚生労働省】 http://www.mhlw.go.jp/
【北海道解体業協同組合】http://www.zenkaikouren.or.jp/33hp/hokkaido/hokkaido/
 
Q19 アスベストを固型化したものは問題ありませんか?
アスベストが人への影響をもたらすのは、吸入によって取り込まれる一定のサイズ(一般的に幅が0.25μm付近で長さが8μm以上のものが腫瘍発生率が高く、肺がんは幅が0.15μm以上で長さが10μm以上、中皮腫は、幅が0.15μm以上で長さ5~10μmで発生しやすいという傾向が認められています。)のアスベスト繊維です。従って、空気中に飛散することがない状態では、人体への影響はありません。
 アスベストを何らかの形で大気と遮断することができる場合は飛散しませんから、特に問題とならない訳です。アスベスト製品では一般的にプラスチック、ゴム、セメント等でアスベストを固定してあるため、切断等の加工をしない限り、影響を及ぼすことはありません。
μm:マイクロメートル(1mmの1000分の1)
 
Q20 アスベストを土中に埋めても問題ありませんか?
アスベストを廃棄物処理する場合には、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(略称:廃棄物処理法)」の処理基準に従い適正に処理しなければなりません。
 特に飛散性が高い吹き付けアスベスト等の埋立処分を行う場合には、大気中に飛散しないように、あらかじめ、耐水性の材料で二重にこん包するか固型化してから廃棄物処理法に基づく許可を受けた最終処分場で埋立処分をする必要があります。
アスベスト成型板が廃棄物となった場合には「がれき類」又は「ガラスくず、コンクリートくず」として廃棄物処理法に基づき処理する必要がありますが、処理時の破壊又は破断によって、アスベスト成形板から飛散する場合がありますので、「非飛散性アスベスト廃棄物の取扱いに関する技術指針」(有害物質含有等製品廃棄物の適正処理検討会)を参照し適正に処理する必要があります。          http://www.env.go.jp/recycle/misc/asbesto.pdf
Q21 アスベストが眼に入った場合、問題がありませんか?
通常のゴミが眼に入ったのと変わりありませんが、アスベストの種類によっては、針状のものがあり、眼を擦ってはいけません。清水で洗い流した上、医師の診察を受けて下さい。
Q22 平成16年10月1日から、アスベスト含有製品が製造等禁止になりましたが、現在アスベスト含有建材を使用している建物は何らかの制約を受けますか?
現在使用中のアスベスト含有建材は何ら制約を受けません。しかし、アスベスト含有建材を使用している建物を解体/改修する場合は、労働安全衛生法下の石綿障害予防規則(石綿則)の適用を受けますので、注意が必要です。なお、アスベスト含有建材のうち、吹付けアスベストの解体/改修作業については、石綿則以外に大気汚染防止法、また、アスベスト含有材料の除去作業により発生したアスベストを含む廃棄物は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき適正に処理しなければなりません。
 
Q23 建築物中のどの部位にアスベスト含有建材を使用していますか?
一概にどの部位にとは特定できません。防耐火の観点から不燃材料等を使用する部位で、アスベスト含有建材を使用する場合があり、また、耐候性、耐久性、軽量性、結露防止・吸音性、経済性の観点からも使用される場合があります。
大雑把には、吹付けアスベストなど飛散性アスベスト含有建材は次の部位に施工されている可能性があります。
(1)鉄骨の耐火被覆 、 (2)ボイラー室・機械室等の、壁等、(3)駐車場の天井、壁等、(4)結露防止用としての浴場等の天井、壁等、(5)吸音用としての学校、実験室の天井、壁等
 また非飛散性のアスベスト成形板は、
(1)工場・倉庫等の屋根のスレート波板、(2)住宅屋根用スレート、(3)住宅・ビル等の外壁サイディング、(4)工場・倉庫・ビル・住宅の内外装・間仕切りの石綿セメント、けい酸カルシウム板、(5)ビルの柱・梁の耐火被覆板
などに使われている可能性がありますが、メーカー・製品・製造時期により該当しない場合があります。
 
Q24 建築物に使用されているアスベスト含有物を解体/改修する時に対する注意は?
アスベスト含有建築材料は解体/改修する時の作業によって、飛散しやすいもの、飛散しにくいものに分類され、対応措置が異なってきます。
例えば、建築物には、鉄骨の耐火被覆として吹付けアスベスト、アスベスト含有吹付けロックウール、密度が0.5 g/cm3以下の耐火被覆板が使用されていたり、吸音・結露防止断熱用として、吹付けアスベスト、アスベスト含有吹付けロックウール、密度が0.5 g/cm3以下のアスベスト含有ロックウール吸音天井板、屋根折版用断熱材等が使用されていたり、内外装用として、密度0.5 g/cm3を超えるようなアスベスト含有成形板等が使用されていたりします。

 いずれにしても、次の観点で注意が必要です。
 (1)解体/改修工事に携わる労働者の健康障害の防止、大気への汚染防止、適正な廃棄物処理の観点から、アスベストの飛散に十分な注意を払うこと。
 (2)解体/改修物が角閃石系アスベスト(アモサイト、クロシドライト)の場合は、特にアスベストの飛散を確実に少なくするような方法で対処すること。(アモサイト、クロシドライトは現在使用禁止物質である)
Q25 含有量の少ない(0.5g/cm3以下) のアスベスト含有建材を処理する場合は、アスベスト含有吹付け材と同様な措置が必要ですか?
現在、密度0.5g/cm3以下のアスベスト含有保温材は、吹付けアスベストと同様に廃棄物処理法上特別管理産業廃棄物「廃石綿等」に位置付けられていますので、密度0.5g/cm3以下 のアスベスト含有建材の場合にも、アスベスト含有吹付け材と同様な措置を取ることが望ましいと考えます。
 
Q26アスベスト成形板を使用した建物を解体したいのですが、どのような点に注意すればよいですか?
アスベスト成形板を使用した建物の解体については、石綿障害予防規則(石綿則)の規定に基づき、対応することが必要です。
アスベスト成形板のような容易に大気中に飛散するおそれのないアスベスト含有建築材料が廃棄物となった場合には「がれき類」又は「ガラスくず、コンクリートくず」として廃棄物処理法に基づき処理する必要があります。
 しかし、アスベスト成形板の処理時の破壊又は破断によって、アスベスト成形板からアスベストを含む粉状の廃棄物が飛散する場合がありますので、「非飛散性アスベスト廃棄物の取扱いに関する技術指針」(Q20参照)を参照し適正に処理する必要があります。
http://www.env.go.jp/recycle/misc/asbesto.pdf
 なお、平成16年度国土交通省監修の「公共建築改修工事標準仕様書」では、アスベスト成形板は、アスベストを含まない内装材及び外部建具等の撤去にさきがけて行うことが前提になっています。
 (1)特定化学物質等作業主任者の選任、湿潤化
 (2)呼吸用保護具の着用及び移動式集じん機の使用、作業の記録、掲示、表示等
 
Q27 吹付けアスベスト等の処理を行う業者を教えて下さい。
適切な処理工事を行うためには、「()日本建築センター」で認定している吹付けアスベスト除去/封じ込め工事に係る審査証明業を取得している業者が望ましいと思われます。(()日本建築センターのホームページhttp://www.bcj.or.jp
ただし、処理に伴って排出される吹付けアスベスト等は容易に大気中に飛散するおそれがあり、廃棄物処理法に基づく特別管理産業廃棄物に該当することから、吹付けアスベスト等の廃棄物を排出する事業者は特別管理産業廃棄物管理責任者を設置しなければなりません。
建築物の解体工事等に伴って生じるアスベスト廃棄物の処理を他人に委託処理する場合は、廃棄物処理法に基づく許可を受けた産業廃棄物(特別管理産業廃棄物)処理業者に委託しなければなりません。
 
Q28 アスベスト粉じんを吸入しないための保護マスクは何がよいですか?
一般的には、国家検定に合格した取り替え式防じんマスクを推奨します。一時的な作業には、使い捨て式防じんマスクも使用可能ですが、マスクとの密着性に注意が必要です。又、アスベスト粉じんを吸入しないためには防じんマスクの正しい使用方法、保管が大切です。
Q29 長い間使用しているアスベスト板に含まれているアスベストは飛散しませんか?
長期間使用したアスベスト成型板をを手で解体作業を行ったときのアスベスト粉じん濃度データは、作業を行っていない状態と変わらない値を示しています。従って長期間使用した成型板に含まれているアスベストが飛散する可能性は非常に低いと考えられます(アスベスト粉じん濃度測定に関してはQ31を参照してください)。
 
Q30 製品にアスベストが使用されているかをどうやって確認しますか?
 基本的には建材メーカーに確認します。(社)日本石綿協会会員企業の製品には、ラベル表示を行い、アスベストを1重量%超えて含む製品には、aマークを表示しています。また、アスベストは特定第1種指定化学物質であるため、製品に0.1重量%以上アスベストが含まれる場合には、MSDS(化学物質等安全データシート)の発行が義務付けられております。
 また、政令で定める要件では、このMSDSの添付義務のないものもありますが、(社)日本石綿協会会員企業では、請求に応じてMSDSを提供しています。
 
Q31 アスベスト粉じん濃度を把握したいのですが、どのような方法で行えばよいですか?
浮遊中のアスベスト繊維を孔径0.8μmのメンブランフィルター(直径25mm,47mm)を捕集し、捕集したメンブランフィルターを透明にして、400倍の位相差顕微鏡を使用してアスベストの本数を計数します。メンブランフィルター全面に付着したアスベスト繊維本数を吸引した空気量で除してアスベスト粉じん濃度を求めることになります。

 *計数アスベスト繊維:長さが5μm以上、幅(直径)3μm未満、アスペクト比(長さ/幅)3以上
 *アスベスト粉じん濃度の単位:f(アスベスト繊維の本数)/cm3,f/cc,f/ml,本/cm3, f/リットル,本/リットル
 
Q32 アスベストを分析する機関を教えて下さい。
道が把握している、道内のアスベスト定性分析実施機関は別紙(PDF形式)のとおりです。
なお、分析機関の詳細は(社)日本作業環境測定協会精度管理センター(Tel 03-5653-9897)に問合わせて下さい。
    
                               
Q33 アスベストが使用されているか検査をしたいのですが?検査機関と費用はどのくらいですか?
 検査機関は、Q33を参照。定性分析(アスベストを含有する((1重量%超)かどうかといった)の費用は概ね3~6万円程度のようです。
 
Q34 戸建て住宅でアスベストが使われていて天井の隙間や壁からこぼれそうで心配ですが
 戸建て住宅で飛散性アスベストを使用している例は少ないので、それがアスベストか確認しましょう。
 飛散性アスベストであり、隙間からこぼれそうな状態であれば適切に除去することが望まれます。
 
Q35 アスベストは目で見ただけでわかりますか
 目視でおおよその見当はつきますが、正確に特定するためには分析調査の必要があります。
(環境省「吹き付けア石綿の使用の可能性のある建築物の把握方法について(自治体向け)」P11等参照 http://www.env.go.jp/air/osen/law/01.pdf
 
Q36 大気汚染防止法の対象とならない一般住宅のリフォームや解体などで留意する点は?
Q27のように作業や排出物の処理が適正にできる業者を選定することが大切です。また、大気汚染防止法の「特定粉じん排出作業実施の届出(耐火建築物で延べ面積が500m2以上のもので吹き付けアスベストの使用面積の合計が50m2以上であるものは届出要)」を要しない場合でも解体作業などでアスベストが飛散しないよう十分な対策が必要です。
アスベスト含有建材を使用している建物を解体/改修する場合は、労働安全衛生法下の石綿障害予防規則(石綿則)の適用を受けますので、注意が必要です
Q37 アスベストに関する健康相談について、専門医療機関として道内では岩見沢市と美唄市にある2つの労災病院が示されていますが、遠方で受診するのが大変なのですが。
 別表の医療機関で健康診断や診療を行っていることを確認していますので相談してください。
 
Q38 アスベストに関する北海道の相談窓口はどこですか?
 
・大気環境に関すること
  環境生活部環境局環境保全課大気環境グループ    011-204-5192
  十勝支庁地域振興部環境生活課地域環境係      0155-26-9027
・アスベストを含む廃棄物の処理に関すること
  環境生活部環境局循環型社会推進課廃棄物管理グループ 011-204-5199
  十勝支庁地域振興部環境生活課主査(地域環境) 0155-27-8527
・アスベストに係る衛生的な室内環境の確保に関すること
  環境生活部環境局循環型社会推進課循環調整グループ 011-204-5196
  十勝保健福祉事務所保健福祉部生活衛生課環境衛生係 0155-27-8701
・アスベストに係る健康相談に関すること
  保健福祉部保健医療局健康推進課 011-204-5257
  十勝保健福祉事務所保健福祉部健康推進課保健予防係 0155-27-8637
・アスベスト対策工事等に係る建設業者の指導に関すること
  建設部建設管理局建設情報課 011-204-5587
  帯広土木現業所建設指導課土木係 0155-27-8540
・アスベスト対策工事の工法等に関すること
  建設部建築局計画管理課 011-204-5593
・民間建築物に係るアスベスト対策の指導に関すること
 既存建築物の吹き付けアスベストの粉塵飛散防止に関すること
 建設リサイクル法に関すること
  建設部住宅局建築指導課(既存建築物のアスベスト粉塵飛散防止)   011-204-5578
             (建設リサイクル) 011-204-5577
  帯広土木現業所建設指導課建築住宅係 0155-27-8601
・私立学校・幼稚園に係るアスベスト対策の指導に関すること
  総務部人事局学事課
   私立幼稚園 011-204-5065
   私立中・高・専修学校等 011-204-5066
市町村立学校等のアスベスト対策の指導に関すること
  北海道教育庁総務政策局施設課施設助成グループ 011-204-5715
道立学校等に係るアスベスト対策に関すること
  北海道教育庁総務政策局施設課道立学校グループ 011-204-5710
社会教育施設等のアスベスト対策に関すること
  北海道教育庁生涯学習推進局生涯学習課施設グループ 011-204-5742
アスベストに係る児童・生徒の健康被害に関すること
   北海道教育庁学校教育局学校安全・健康課生徒指導グループ 011-204-5755
悪質商法に関する相談
  北海道立消費生活センター   050-7505-0999
         
 
Q39 アスベストに関する国の窓口はどこですか?
大気環境(アスベスト)に関すること
  環境省水大気局大気環境課      03-5521-8293
・石綿による健康障害防止対策に関すること
   北海道労働局労働基準部労働衛生課 011-709-2311  内線.3553
  労働基準局安全衛生部化学物質対策課 03-5253-1111 内線.5515
・労働災害補償制度に関すること
  労働基準局労災補償部労災管理課 03-5253-1111 内線.5591
労災認定基準等に関すること
  労働基準局労災補償部補償課職業病認定対策室 03-5253-1111 内線.5569
健康管理手帳、健康診断に関すること
  労働基準局安全衛生部労働衛生課 03-5253-1111 内線.5493