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最終更新日:2015年11月19日(木)

エイズを予防
  しま
しょう!

              

        

エイズの現状

 ・日本における2014年(平成26年)新規HIV・エイズ報告数は、1546人です。HIV感染者の報告数は過去3番目に多く、2007年以降は毎年1500人以上の新たなHIV感染者とエイズ患者が報告されています。

 ・北海道においては、2014年(平成26年)新規HIV感染者は20人、エイズ患者は10人、計30人と報告されており、月平均2.5人のHIV感染又はエイズ発症が判明しています。

・十勝管内でもほぼ毎年HIV感染者やエイズ患者が出ています。

 

感染するリスク 

 クラミジアや梅毒等、他の性感染症に感染しているとHIVに感染するリスクも高くなると言われています。HIVは感染力が非常に低いウイルスです。そのため感染を過度に恐れる必要はありませんが、HIVに感染してから症状が現れるまでには平均10年かかると言われており、感染に気付きにくい病気です。HIVに感染したとしても、エイズを発症する前に治療を開始すれば、発症を遅らせ、他の慢性疾患と同じようにコントロールすることができます。早期治療、他人への感染予防のためにも、HIV検査を受けて、感染の有無を確認することが大切です。

 

エイズの相談や検査について

 ・エイズに関する相談やHIVに感染しているかどうかの検査は、保健所で受けることができま

  す。感染が心配な人の相談や検査は、匿名、無料で受けられますので、保健所に電話してくだ

  さい。

  相談や検査の予約は、HIV相談電話で受け付けています。

  (HIV相談電話:0155-21-6399)

 ・検査では、血液中のHIV抗体を調べます(HIV抗体検査)が、感染してから血液中に抗体がで

  きるまで3ヶ月位かかりますので、感染の可能性がある行為から3ヶ月以上たってからの検査

  をお勧めします。 

 ・検査は毎月2回実施しています。検査は予約制になっており、予約の際に、保健所に

       来ていただく日にちや時刻を決めます。検査を受ける方には、決められた時刻に保健所

       に来ていただき、医師のカウンセリング後、採血(約7ml)を行い、1~2時間後に結

       果をお知らせします。(場合によっては結果がわかるまで2週間程度かかることがあり

       ます。)

 ・H27年度は7月、1月にHIV夜間検査を行います。

 

 

エイズQ&A

 1 HIV感染者とエイズ患者の違いとは?

       HIVは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)の略で、

     1983年に発見されたエイズの原因となる病原体であり、ヒトだけにうつるウイルスです。

 (ネコやサルのエイズウイルスは、ヒトには感染しません。)

  また、エイズ(AIDS)は、Acquired Immuno Deficiency Syndrome

  (後天性免疫不全症候群)の略です。

 

 ○ HIV感染者:HIVが体内に入り込んでいる状態で、これといった症状が出ていない人

                 のことです。この症状のない時期は、一般的に、数年から10数年(平均
         
10位)続きますが、この期間においても他人に感染させるおそれがあ
         ります。

   ○   エイズ患者:HIVに感染後、数年以上経過していくうちに、HIVが体内で増殖を続け、

          しだいに体の抵抗力が弱くなり、普段、健康な時には何でもないような

          細菌やカビへの感染(日和見感染(ひよりみかんせん))や悪性腫瘍に

          かかりやすくなっている人のことです。 

 

 

 2 どのように感染するの?

 

       HIVは、主に次の3つの経路で感染します。

    ○ 性的接触による感染

      HIVに感染した人の精液や膣分泌液を感染源として、性器や肛門、口などの粘膜を

        通してパートナーの体内に入り感染します。

  ○ 注射針の共用による感染

           HIVに汚染された注射針や注射器による麻薬の回し打ちにより感染します。

           なお、麻薬などの薬物乱用は違法行為です。

    ○ 母から子への母子感染

      母親がHIVに感染している場合は、妊娠中の母親の体内または出産時や出産後に血液

        や母乳から感染する可能性があります。

      しかし、日本においては、感染の予防措置を行うことにより母子感染は1%以下に

        抑えられています。

    ※ HIVは、熱や塩素に弱く、少量では感染しません。

   また、次のような行為やものから感染することはありません。            

握手、咳やくしゃみ、おしゃべり、キス、飲み物などの回し飲み、献血

銭湯、プール、飲食店の食器類、理美容院のくしやカミソリ、洋式トイ

の便座、お金、公衆電話の受話器、カラオケマイク、電車やバスのつり革

ハエや蚊などの虫さされ、ペットなど

  

     

 3 どんな症状がでるの?

   

     HIVに感染しても、すぐにエイズになるわけではなく、しばらくは自覚症状がなく健康

   そうに見える状態が続き、その後、しだいに免疫力が低下し、様々な症状が現れ、最後

   にエズを発病します。

   ○ HIV感染者(無症候性キャリア)

         感染から24週間後に風邪に似た急性症状が出ることがありますが、多くの人は自覚症状

      があまりありません。この無症状の期間は人により異なりますが、平均で10年位続きます。

   ○ エイズ関連症候群

     無症状期が過ぎ、しだいに免疫力が低下していくと、エイズ関連症候群といわれる

      次のような症状が現れ、長く続きます。

  ア  首の回り、脇の下、股のつけねなどのリンパ節がずっと腫れている。

  イ  発熱、下痢、寝汗などがずっと続く。

  ウ  原因もなく、急に体重が減る。

    ※このような症状があっても、必ずしもHIVが原因とは限りませんが、長く続くようなら

  医師の診察を受けてください。

    ○ エイズ

        さらに進行すると、体の抵抗力がなくなり、次のような日和見感染や悪性腫瘍ができ

       やすくなります。また、神経系がHIVに冒されることもあります。

    ア 日和見感染:ニューモシスティス肺炎(カリニ肺炎)、カンジダ症

  イ 悪性腫瘍:悪性リンパ腫、カポジ肉腫

 

 

 4 どのように予防するといいの?

     

   感染経路として最も多いのは性的接触なので、予防のためには、より安全な性行動を心

    がけましょう。

    ○ コンドームを正しく使うこと。

    ○ アナルセックスやオーラルセックスなどをなるべく控えること。

    ○ いつでも節度ある性行動を心がけること。

       (旅行先や出張先などで羽目を外したり、アルコールを飲み過ぎるなど、抑制力や判断力

        を失った状態で無防備な性行動をしないこと。)

 

    

 5 検査結果がHIV抗体陽性だったらどうすればいいの?

 

     現在は治療薬が進歩し、たとえ感染していたとしても、発病や病状の進行を遅らせることが

    可能になりました。(ただし、治療により身体的及び精神的な負担を伴うことはあります)

     このため、治療中であってもほぼ通常の生活を続けることができますが、次のような注意

     は必要です。

    ○ 専門医の診察と生活指導を受けること。

    ○ カウンセラーなどからカウンセリングを受けること。

    ○ 性行為を行う場合は、必ずコンドームを正しく使うこと。

    ○ 性行為を行った相手に感染していることを知らせること。

    ○ 他の医療機関を受診する時は、医師にHIV陽性であることを知らせること。

    ○ 献血や臓器移植をしないこと。

    ○ カミソリや歯ブラシなど血液の付くおそれのある物は自分専用にすること。

 

 

 6 どこで治療を受けられるの?

 

  ○ 十勝では帯広厚生病院がエイズ拠点病院となっており、専門医が治療にあたります。

     あらかじめ電話で予約した上で受診してください。

      (帯広厚生病院の問い合わせ先:医事課長 電話:0155-24-4161

    内線2225)

    ○ 帯広厚生病院においてもエイズ検査(有料)を受けることができます。

        なお、検査を希望する場合は、電話で予約してください。

 

 

 7 自分の周りの人がHIVに感染していたらどうすればいいの?

  

    HIVは感染力の弱いウイルスであり、また、性的接触以外の日常的な接触で感染する

    ことはありませんので、学校や職場、近所づきあいなどで感染する心配はありません。

     このことから、皆さんも決して偏見を持つことなく、これまでと同様に接するよう心

    がけましょう。

 

 

 

北海道帯広保健所             

HIV相談電話 :0155-21-6399

 

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